のぼりをどこに置くか。
とりあえず店舗前の道路においてはいないだろうか。
確かに、看板と違い動きのあるのぼりは、遠くからでも目にすることができるし、
動きのあるおかげでお客の目に入りやすいので、道路に置くのは間違いではない。
店舗前に置けば、店舗に位置をアピールすることもできる。
最も基本的なのぼりの使い方である。
だが、狭い路地や小さな店の入口に所狭しと並べてはないだろうか。
のぼりは現在ではサイズが豊富。
スペース的に余裕がない場合には、サイズや置き方に工夫が必要である。
例えば少し小さめサイズののぼりにする。
そうすることで余裕のないスペースでも圧迫感なく置くことができます。
またのぼり同士が重なったりすることを防ぐこともできます。
サイズを変えたり変形にすることで、空間の見え方がガラッと変わります。
それは視覚的に与えるイメージもぐっと変わるものです。
スーパーやコンビニエンスストアなど、多くの店舗で見かける「のぼり旗」、
その歴史は意外と古いということをご存じでしょうか。
一説によると、魏志倭人伝にも登場しているようです。
中国の歴史ものの映画やドラマを見ると、竿の先端に長い布をたなびかせている
シーンがありますが、この旗がのぼり旗の原型と言われています。
日本では日本書紀にも登場し、長い歴史があることが分かります。
昔は同じ形では無かったようですが、応仁の乱のころに
敵味方の区別をつけるために改良した形が、今ののぼり旗の形となったようです。
何も目印が無ければ、戦っている兵士は敵か味方かを判断することができません。
目印となる旗があることで、味方の位置も分かれば、逆に敵の位置も一目瞭然です。
日本国内でものぼり旗を掲げて、戦を繰り広げてきた時代があったのです。
今では戦に使用することはもちろん無く、販売促進以外にイベントやお相撲、
芝居小屋に神社など様々なシーンで利用されています。
しかし、もう一度よく考えてみよう。
のぼりはサイズや内容が自由なのである。
それならば、たとえば、店内のスペースにゆとりがあるのならば
特価のコーナーや、おすすめの商品の
そばにミニサイズののぼりを置く。
こうすることで、コーナーを目立たせることができるし、
内装の変化が難しい店内でも変化ができ、めりはりがつく。
イベントなどの際には、雰囲気が盛り上がる。
のぼりのデザインやバリエーションが増えた今だからこそできる新しい使い方である。
こんな使い方も有効である。
produce by のぼり旗をどこに置くか?って意外に大事!!