柿渋染めの柿渋は、平安時代末期から塗料として使われていたといわれます。
衣服を染めるために使われたり、紙に塗ったり塗料などとして使われ、現在でものぼり旗に使われています。
自然由来の天然塗料・天然染料なので人間の体にも優しく、なによりも魅力的なのは柿渋ならではの風合いです。
柿渋は重ねるごとに発色がだんだんと濃くなり、日光によっても変色します。
時間が経過するとともに変化していくので、まったく同じものは出来上がりません。
使い込むごとに毎回違った表情を見せるのは、天然染料ならではの大きな特徴であり魅力でもあるでしょう。
またのぼり旗で重要な耐久性という面でも、柿渋染めは魅力があります。
固着すれば十分な耐久性があるため、のぼり旗に使うと強くて簡単には劣化しなくなります。
ただし一つだけ注意しておきたいのは、長時間水に濡れることです。
水に濡れた状態を長時間放置すると劣化が進むので、注意しながら適材適所で選ばなければいけません。
一般的にのぼり旗は、集客や宣伝目的のため屋外に設置されるケースが大半です。
屋外に設置すると雨に濡れてしまい劣化のスピードが速くなるので、使用する目的によっては向いていません。
水に弱い柿渋ののぼり旗は、屋外設置には向いていません。
そのため柿渋ののぼり旗を使うときにおすすめするのは、屋内です。
屋内で使用する場所としてすぐにイメージするのは、飲食店や小売店などの店内でしょう。
飲食店や小売店などの店内でも使われているため、独自の風合いを生かすなら
和風の商品を販売するときに使うと最適かもしれません。
また柿渋ののぼり旗は、宣伝や集客目的以外でも使われることがあります。
具体的には端午の節句のときに使われる武者のぼりで、ネット通販でも販売中です。
男の子の健康と成長を祝うために、五月人形と一緒に飾るのも良いでしょう。
ネットで販売されている柿渋の武者のぼりの中には、高額で取引されている商品もあります。
一般的なのぼり旗よりも高額な1万円以上で販売されている商品もあって、
ある種アンティーク品としての側面もあります。
旧家の蔵から発掘された逸品も販売されているので、歴史的な価値のある骨董品も
この世に眠っているかもしれません。もちろん高額な商品だけではなく、
お手ごろな価格のものもネットでは販売されています。
購入しやすい金額のものなら、お子様やお孫さんの節句でも気軽に飾れます。
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